至福千年 (岩波文庫 緑 94-2)のレビュー
誰もレビュー書いてないのが不思議なくらいの名著
図書館で借りたら一気に読み進めてしまった。こんな人が日本文学にいるとは
つい最近まで知らなかった、何故誰も教えてくれなかったんだ!?
はやく再販されることを望みます。レビューになってないけど、まあいいや。
つい最近まで知らなかった、何故誰も教えてくれなかったんだ!?
はやく再販されることを望みます。レビューになってないけど、まあいいや。
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もっとも、漢語が表現として貧しいわけではありません。おそらく日本人の舌が不器用なことと、日本語と中国語の違いがありすぎるのが、漢語の限界に作用しているのでしょう。
本作は幕末を舞台として選んだことで、上記の特徴を持つ表現として成立すると同時に、キリスト教をないまぜにしたインターナショナルな世界を作り出しました。
ただ、石川淳の作品には多く見られることだけど、何かしら「おどし」を効かせる文章表現には好き嫌いがあるとおもいます。下手すると「こけおどし」になってしまいます。
そういう「おどし」を効かせるキャラが多い中で、冬蛾は丸い雰囲気が漂って私の好むところです。
漢語よりやまとことば(ひらがな)を多用する作風が、石川淳が海外にあまり知られない原因かもしれません。